思い出のアイス 栗最中アイス
今週のお題「私の好きなアイス」
こんにちは。
梅雨前線が元気でたまらないのに、寝苦しい日々が続きますね。
真夏になったらどうなるのかしら・・・・・
私の小さい頃の話をします。
皆さんの一番小さい時の記憶って何歳くらいですか?
私は3歳が一番古いと思います。
私は両親との思い出があんまりないんです。
共働きで、土日仕事の両親だったため、たまに遠出をすることはあっても、日々の思い出は、ほとんどがおばあちゃんとおじいちゃんとの思い出ばかりです。
両親が私に愛情がなかったとは全く思っていません。
お父さん方のおじいちゃんとおばあちゃんと一緒に暮らしていました。
もう二人とも5年くらい前に亡くなってしまいました。
3歳くらいの思い出は、正しいのかわかりません。でも、私にとっては大切なものです。
今でいう未満児だったのですが、当時は保育園に入るということがなく、私はおじいちゃんとおばあちゃんと毎日過ごしていました。
朝出かけてしまうと、砂場遊びをしたり、お散歩に連れて行ってもらったり、たぶん1日2回はお散歩に行っていたと思います。
乳母車にのって、おばあちゃんが歌を歌ってくれて、今でも口ずさむことができます。
近所の人にあいさつして、毎日おんなじコースを散歩していたと思います。
田舎なので、車もほとんど通らないようなところで、お店も1キロ先に小さなスーパーがあるようなところです。
でも、当時家から歩いて500メートルもしないところに小さな小さな駄菓子屋さんがありました。
私は駄菓子屋さんと思っていますが、なんでも屋さんだったのかも。
ほうきとかも売ってた気がする。
散歩コースの最後にそこによって、真夏の暑い日におばあちゃんが、栗最中のアイスを買ってくれました。
丸くて、バニラクリームで、中に栗のペーストみたいなクリームが入っていて、とにかくおいしくて、今でも覚えています。
その栗最中アイスが大好きで、本当によく食べたんだと思います。
3歳にして、100円超えのアイス食べるって、今親になって、娘には絶対にあげませんが・・・・
おばあちゃんと、おじいちゃんと半分こして食べて、
「暑いねー」
って言いながら、縁側に座って。
しかも、お昼の前にね。
お昼の鐘が鳴って、
「あ、おひるだー。」
って言って、お昼を食べました。
お昼の前に甘いものなんて、ご飯食べられなくなるじゃない!!!って言っている本人は、アイス食べていました。
娘にも、もうアイスあげてもいいかな、ってたまに思う時があります。
でも、虫歯とか、世間体とか気にして結局あげていないという・・・・
自分がうれしかったことをして、何が悪いって、言いたいけれども、旦那さんの両親と一緒に暮らしている手前、私があげると、あの人たちもあげるとか言い出されたら困るから、我慢しています。
私の母親は寛大なのか、放任主義なのかわかりませんが、とにかくそのおかげで、私は小さいことは楽しい記憶しかありません。
生後3カ月の時からずっとおばあちゃんとおじいちゃんに遊んでもらって、年小さんになるまで、うちにいたんですが、今、自分で子育てすると本当に大変。
おばあちゃんとおじいちゃんってすごいな、と思いました。
今は、保育園に行くことがそんなに珍しいことでないくらいだから、預けて働きやすいけども。
私も育休中で、娘は一度保育園に入れて、働いていたのですが、同居の義理の両親の目が気になって気になって仕方がない生活をしていました。
働くことがなぜか悪いことのような気がして、娘に申し訳ないなぁ、とおもってずっと働いていました。
当時は、もっとそんな感じだっただろうに、おじいちゃんやおばあちゃんにも、一生懸命働いていたお母さんにも感謝しなきゃいけないなーと思いました。
私が、小学校に上がる前に、栗最中アイスが売っていた、お店は店主のおばあちゃんが亡くなり、閉店となり、今は何も残っていません。
それ以来、あの栗最中アイスを見たことがありません。
20歳のころ、一度だけ、スーパーで似たようなのがあって、食べてみたのですが、味が違いました。
アイスなんてどれもおんなじ味じゃない?
なんて思うかもしれませんが、違うんです。
特に、中の栗のペーストに近いクリームが違うんです。
アイスそのものが栗味じゃないんです。
そこが大きなポイントで、ずっと覚えています。
おばあちゃんともう一度食べたかった。
それから、数年後おばあちゃんも、おじいちゃんと続けて亡くなりました。
もうどこのメーカーとかも何もわからないから、食べることができないのかもしれませんが、私にとっては、宝物の思い出です。
今でも、スーパーのアイス売り場に行くと、あの栗最中アイスないかなぁーと探してしまいます。
いつか、また出会えますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。