はーちゃんも雑談中

おすすめ 

私のやり方で子育てしよう

こんにちは。

私には、娘がいます。

とてもかわいくて、とても大事に育てています。

 

娘が小さいころから、娘の刺激になるように、児童館にも連れて行ったり、ママ友とも仲良くしました。


ただ、娘は寝返りができませんでした。

娘はつかまり立ちもできませんでした。

娘はハイハイもうつぶせもできませんでした。

 

 

 

「なんで、できないんだろうね。」


周りにそう言われるのが嫌で、だんだん児童館にも自分の実家にも、義理の両親との関わる時間も減らしていきました。


「なんで、できないってそんなの、私も、娘も知らないわ。」


そう心の中で思っていました。


娘はお座りは生後半年にはできていましたので、よく座って本を読んだり、絵をかいたりして遊びました。
人形遊びやおままごともしました。

私は娘と二人っきりでいるのが好きでした。

 

 

周りは容赦なしに、私たちに言葉をかけてきます。


「1歳過ぎて歩かないの、やばくない?」
「まだ立てないの?」
「ハイハイもできないの?」

何度、傷つけられたかわかりません。


義理の両親に
「まだ立てない。」
「歩かない。」
「かわいそう。」


そう言われ続け、それ以外にも、義理の両親との付き合いに疲れて、ついに私は病んでしまい、心の相談室に通うことになりました。

 


そこで初めて、ぼろぼろと涙を流して話をしました。

「つらい。」

 

何度、のどまで出かけても誰にも言うことができなかった言葉。


旦那さんにも、実の両親にも、友達にも。


その一言を言ってしまえば、私自身が、娘がかわいそうな子で、寝返りもハイハイもできなくて、何にもできない子だって受け入れてしまうような気がして。


「娘はかわいそうな子じゃない。」


それが私の中でどうしても、譲れなかったというか、認めたくなかったのか、意地なのかわかりませんが、その一心で自分を奮い立たせていました。


ただ、不思議なもので、一度言葉にしてしまうと、あっという間に心が軽くなりました。

 

 

「お母さん。大丈夫よ。全然、おかしくないよ、娘ちゃん。」

ただ、そう言ってもらえただけで、心が軽くなって、

「そうだよね。生まれてから、生まれる前から私、ずっと娘と一緒にいるんだもん。娘、おかしくないよね。」


そう思えて

「大丈夫。」

そう言ってもらえたことが、自分の心のもやもやをスッと取り除いてくれました。


それから半年くらい心の相談室に通いました。

 

心無い言葉を言われたときには、

「娘はかわいそうな子じゃない。」

そう強く思い、娘と耐えよう、と思いました。

娘だって自分のことが悪く言われていることがわかるようで、二人で車の中で泣いた日もありました。

 

 

 

私は、そんな環境から抜け出したく、

「復職しよう。」

そう思い、保育園に歩けない1歳半の娘を入れる決意をしました。

 

 

「まだ、歩けないのに。かわいそう。」

案の定、言われました。


娘は当時、座ることができていたので、進みたい時には、おしりをついておしり歩きをしていました。


私の周りには誰もいなかったので、大変珍しい歩き方なのかもしれません。

 


「あんな歩き方で、かわいそう。」

それも言われ慣れました。

「あと何日で、保育園に行くんだよ。嫌だねー。」

そんなことも言われました。


もうこの頃には、私は前を向いていたので、傷ついても、立ち上がれました。

 

 


このままこの環境にいたら、私も娘も変われないし、このままダメになってしまう!!!!


とすら、思っていました。


保育園の事前面接で、娘が歩けないこと、少し変わった歩き方をすること、それを伝えました。

私は、なんて言われるかが怖くて怖くて仕方がありませんでした。

 

「あぁ、そうなんですね。じゃあ、ちょっと注意してみてますね。」

それだけでした。

「お母さん、大丈夫ですよ。」

そう言ってもらえました。


「保育園に来る子は、まだ歩けないで保育園来る子いますから。」

そう言って、それ以上、触れられませんでした。

 

 

保育園に行きだして、仕事が始まって、あっという間に一日が終わっていく生活になりました。


ある意味、余計なことを考えたり、気にする必要がなくなったので、すごく視界が開けました。
仕事はブランクがあるし、ついていくのにやっとで、嫌なことも、いいこともあり、けど、何を言われても耐え忍ぶという精神を身に着けたせいか、忍耐強くなったなぁと思うことが多々ありました。


娘ちゃんは、保育園に行きだして、1か月後、無事につかまり立ちをしました。


先生たちも、おしり歩きをしていても、外に連れ出してくれたり、娘だけを特別だっこするわけでもなく、ほかの子と同じように接してくれて、娘にはもしかしたら、つらいこともあったかもしれませんが、私にとっては感謝の一言です。

「今日はこうしたら、つかまり立ちをしましたよ。」
と、毎日、娘のためにいろいろな方法を考えて娘のやる気を引き出してくれて、報告してくれました。


私が迎えに行くと、
足こぎ自動車にまたがって、毎日毎日来る日も来る日も練習していました。


ほかの子たちと同じようにすすめるように頑張って練習して、


ある日、迎えに行くと、先生が大きな声で

「お母さーん。見てみて。」

慌てて行くと、上手に足でこいで、すすんでいる娘がいました。

びっくりすると同時にとてもうれしくなりました。

 

「すごいよねー。できるようになったね。」

 

あんなにいろいろできないって言われていた娘が一生懸命車をこいで進んでいました。

それから、1カ月もしたら、もう、すごいスピードで乗り回していて、

「すごい上手になったね。」

そう言いました。

 


一人で立ったのは2歳の誕生日の一週間前でした。


初めて2、3歩出たのは、2歳の誕生日過ぎでした。


保育園の先生たちに言うと、

「すごいねー。」

そう言って、みんな喜んでくれました。


「よかったねー。」


たくさんの人に言ってもらえました。


一番よろこんでくれたのは、

一番最初に保育園に入ったとき、娘の入園のために、新たに来てくれた先生でした。


学年が上がり、先生とは違うクラスになってしまって、

帰りに、

「先生、ちょっと見てください。」

そう私が声をかけて、

「娘ちゃん、先生のところ行ってごらん。」

そういうと、2、3歩進みました。


「娘ちゃん、歩けるようになったの?」


そう言って、顔を覆って、


「よかったね、よかったね。」

ボロボロ泣いてくれました。


私も泣いてしまいました。

 

それから、休みのたびに公園に連れていき、手をつないでたくさんたくさん歩きました。

転びそうになったり、転んだり、それでも手をつないでたくさん歩きました。

保育園でも、先生やお友達と手をつないでたくさん歩きました。

2歳2カ月になると、もう、一人でどんどん歩けるようになりました。


最初は1メートルが10メートルになり、もうどこまでも・・・・・・


「最初は歩けなかったのに、すごいね。すごいね。」

「あっという間に歩けるようになったね。」

そう言って、たくさんたくさん娘は肯定されて、ほめてもらって、たくさんたくさん経験を積んで、無事歩けるようになりました。

 


ジャンプしたり、階段のぼったり、降りたりまだまだこれから課題はたくさんあります。

 

でも、ちょっとずうできるようになっていきました。

 

 

娘も、私も、追い込まれすぎて、たくさんの人と関われたこと、そして何より、肯定的な声をかけてもらえたことが一番ありがたかったし、助かりました。


保育士さんってすごいなぁ、それに尽きます。

子育てって、すごく狭い人間関係になりがちですが、もし、苦しいくらい生きづらい時には、地域に頼ってみるのもありだと思います。

 

大丈夫です。

 

家族以外にも真剣にお母さんと、お子さんと向き合ってくれる、助けてくれる人がたくさんいますから。

 

地域に頼れないと悩んでいる方にそう私は教えてあげたいです。

 

保育園に行くことで、娘は歩けるようになりました。
感謝しかありません。

保育園に入れた方がいいと言っているのでもありません。
娘には下の子が生まれたので保育園は退園しています。

保育園だからできるとか、お母さんだからできないとか、できるとかそういう細かいことでなくて、


自分が自分らしい育児をしていくことが一番大事だと思います。


私は周りの意見を気にしすぎて、病んでしまいましたが、立ち直ることができました。


あの時、

「お母さん、大丈夫よ。」

どういってもらえてどれだけ救われたか。

 

 

保育園に入っても、
一緒に考えて、一緒になって、私の意見も尊重しつつ、娘の成長も促してくれるそんな先生に出会えたことは本当に感謝しかありません。

娘が保育園を退園する日

 


「お母さん、私ね、娘ちゃんが入ってくることになったから、この保育園に急遽入ることになったの。一回、引退したんだけどね。

 

本当に娘ちゃんに出会えてよかったよ。ありがとう。元気でね。また保育園で待ってるね。」

 

一番最初に娘を見てくれた先生がそう言って、娘にハイタッチしていました。

 


出会えてよかった、なんて言ってくれる人に、私たちは人生でどれくらいの人数出会うことがあるのでしょうか。


娘は、2歳でそんな素晴らしい経験をしていました。

 

 


私は私のやり方で子育てしよう。

 

そう思い、日々いろいろなものから自分を奮い立たせながら頑張っています。

 


最後まで読んでいただきありがとうございました。

働くパパママ川柳×はてなブログ 特別お題キャンペーン #仕事と子育て

働くパパママ川柳×はてなブログ 特別お題キャンペーン #仕事と子育て
by オリックスグループ